学生時代に家庭教師のアルバイトをしたことがきっかけで、教員を目指すことになりました。
はじめて担当したのは、中学1年生の男子生徒で、とにかく勉強が嫌いな子供でした。
まずはきちんと勉強をする習慣を身に着けさせようと努力しましたが、すぐに飽きてしまったり、ひどい時にはすっぽかすことも時々ありました。
そこで、課外授業渡渉して博物館や水族館などに連れていったり、映画を見に行くなど積極的に外に連れ出しました。
色々なことに興味をもつことはこの年令の子供にはとても重要なことであり、関心を引き出すことが大切だと考えたのです。
特に、理科の点数が悪すぎたので、化学や生物に興味を持ってくれたらと考えて行動に移しました。
勉強をきっかけにして様々な質問を受けるようになり、それに比例して成績も伸びていきました。
結果的に希望する高校に進学し、子供の潜在的な力を信じることの大切さを家庭教師の仕事から学ぶことができたのです。